布おむつの豆知識
布おむつとポリオ

布おむつとポリオ

紙おむつが普及する一方、布おむつに関する情報は減るばかり。また、そんな影響から「ポリオ接種後は布おむつを使ったらダメ」などと誤った情報までもが聞こえてきます。布おむつを使っている場合、ポリオに関して注意するべきポイントがいくつかあげられます・・・が、布おむつを「使ったらダメ」というわけではありません。正しい知識を身に付け、ポリオという予防接種に備えましょう。

ポリオとは

ポリオウィルスの感染により発熱や嘔吐、麻痺などが起こる病気を「ポリオ」といいます。ポリオウィルスが口から入ることで咽頭や腸に感染、平均1〜2週間かけて腸内で増殖します。そのほとんどが「不顕性感染」で終生免疫となる一方、血流にのったウィルスが脳や脊髄に感染し麻痺を起こすことも。以前は「小児マヒ」とも呼ばれ、国内でも恐れられていました。現在ではポリオワクチンの製造・普及とともに患者数が激減、日本国内での「自然感染」も報告されていません。

ポリオワクチンと副反応

ポリオワクチンは口から飲むワクチン、いわゆる「経口ワクチン」です。ポリオウィルスには3つの型(機↓供↓掘砲あり、これら3種類を弱毒化させたウィルスを含むワクチンを接種します。また、1回の投与では全種類に対しての免疫が付かないため、2回の経口接種が必要です。副反応が少ないワクチンとして知られますが、希に発熱や嘔吐といった症状が見られます。強い副反応(麻痺など)を起こすこともありますが、440万回の接種に対して1回と極めて希です。ポリオという病気を防ぐためにも、予防接種を受けましょう。

ポリオと布おむつ

ポリオ接種後、便とともにポリオのウィルスが排出される期間があります。便に直接触れることはないにしろ、「洗う(洗濯する)」ということを考えると躊躇しますよね? ポリオ期間も安心して布おむつを使いたい・・・というママも多いはず。そんなママのために、いくつかポイントをまとめてみました。

ポリオと布おむつ【手洗い】

2次感染を防ぐための有効手段として「手洗い」があげられます。普段はもちろん、接種後はオムツ交換時の手洗いを念入りに行いましょう。水だけでなく、石鹸(またはハンドソープ)を使うと効果的ですよ。また、手洗いだけでは不安・・・というママは、オムツ交換の際に「ビニール手袋」を着用しましょう。

ポリオと布おむつ【洗濯】

ポリオウィルスは、塩素系漂白剤と乾燥に弱いとされています。浸けおきに漂白剤をプラスして、洗濯後はしっかり乾燥させましょう。天日干しにすることで、紫外線による除菌効果も得られますよ。また、除菌効果はないにしろ乾燥が速まる・・・という点ではアルコールも有効といえます。

ポリオと布おむつ【予防接種】

「子供と一緒に予防接種を受ける」というママも多く見られます。ポリオの2次感染は希・・・と言いつつ、0%ではありません。中でも、ポリオの免疫が弱いとされる昭和50〜52年生まれの人は要注意。あまりに心配であれば、パパやママも予防接種を受けましょう。ちなみに、パパやママの予防接種は実費扱いとなります。

布おむつとポリオの現状

普段は布おむつでも、ポリオ期間(接種後1ヶ月前後)は紙おむつを使うというママも少なくありません。保健所などでも、「ポリオ接種後は紙おむつを使いましょう」と推奨してくるほど。2次感染の確率は、400万回に1回と言われています。この数字をどう捉えるか、また、どちらのオムツを使うか・・・というのは人それぞれです。オムツ云々よりも、予防接種(ポリオを含む)を恐れる人が増加傾向にあるという事実のほうが大問題。また、予防接種を受ける機関(保健所など)の説明不足も問題視されています。布おむつを使っている人たちも、安心して接種できるような体制にしてほしい・・・と願わずにはいられません。

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